京都・亀岡 湯の花温泉「おもてなしの宿 渓山閣」
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湯の花温泉にまつわる伝説をご紹介いたします。
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湯の花の伝承

京の奥座敷、湯の花温泉郷の歴史は古く遠く戦国の時代には、刀傷を負った武将が湯治に利用したという伝説が今日に伝わっています。
また湯の花の湯は伝説に、この地に産土する「桜石」の霊力で退治された鬼の涙があふれ出たものといわれ、鬼退治の桜石は、節分の豆のルーツとなり、鬼が泣いた湯の花の湯は、万病の治癒と除災除厄の湯として人々にながく敬慕されてきました。
峪ゆく水音も清らかな山峡のいで湯で、いにしえの伝説におもいをはせるもよし、四季の自然を賞でるもよし、旬の味わいに舌を愛でるもよし・・・・・・・・・・・。
こんこんと湧きいずる湯のごとく、ゆったりと流れる静寂と至福の時間を、どうぞ、こころゆくまでご堪能ください。

桜石のおはなし

桜石湯の花の里に産土する不思議な石、桜石。大豆ほどの小石で、どこを切っても桜の花びらのような模様があらわれます。鬼退治の伝説を残し、雷除けのお守りとしても、人々の信仰を集めてきました。現在桜石は国の天然記念物に指定され、採掘は規制されています。

桜石伝説異聞

金の桜石をめぐる戦いの「明」と「暗」
遠く南北朝の時代、かの足利尊氏は六波羅を討つために、篠原八幡宮で挙兵しました。その際尊氏は金色の桜石を矢に結わえ、天に放って戦勝を祈願したといいます。
時代は流れて戦国の世、信長から亀山(亀岡)の地を与えられ、ここに亀山城を築いた明智光秀。彼は、神仏を恐れぬ性からか、天下分け目の山崎の合戦に臨んで、尊氏のひそみにならわず、桜石による出陣祈願に背を向けました。
結果はご存知の通り。尊氏は見事望みを果たしましたが、光秀は秀吉に攻められ、雑兵の手にかかってあえない最後を遂げました。桜石の神秘の力を信じたものと信じなかったもの、戦いの明暗は、そこでくっきりと分かれたのであります。

青い桜石に祈れば、恋の願いも成就する
稗田野にこんな話が伝わっています。
遠くはるかな昔のこと。稗田野の村に住む一人の若者が、ある日それは美しい娘に出会いました。若者はひと目で恋に落ち、くる日もくる日も、娘のところに通いつめます。そんな若者の熱意が娘に届き、やがて二人は愛し合うようになりました。
そんなある日、若者は夜の闇に紛れて忍び入った娘の部屋で、見てはならぬものを見てしまいます。髪をとく娘の頭の上に、一本の角があったのでした。昼は普通の人間ですが、夜になると世にも恐ろしい鬼に姿を変えます。
「夜ごと里を荒らして回る鬼の一人が、おの美しい娘だったとは!」
悲嘆に暮れる若者でしたが、いい伝えを思い出し、山にある青い桜石に祈りを込めて、娘に投げました。そうすると、不思議なことに頭の角がポロリと落ちて、娘は人間の姿に戻りました。その後は、再び鬼に姿を変えることもなく、人間の男と女としてめでたく結ばれたといいます。

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